三島甘藷の特長

箱根西麓にあたる静岡県三島市佐野地区は、水はけの良い火山灰土と保肥力のある赤土とが混じり合う甘藷の生産に最適な土地です。そのため、ほくほく感としっとり感を同時に味わえるおいしい甘藷が生産できるのです。

<品種ごとの出荷時期>
・紅あずま 10月〜1月
・紅はるか 12月〜3月
※出荷状況により、出荷時期は前後します

三島甘藷の「山北印」の由来

「山北」の「山」は箱根山に、「北」は当時産地である三島市佐野が北上農協の管轄であったことに由来しています(現在は合併してJA三島函南となっています)。
「山北」のロゴが付いているさつまいもは「山北印の三島甘藷」と呼ばれ、市場に出まわりました。

昭和初期には、全国各地で生産された甘藷が集まる関西の市場で、味が最も良いとされ、高い評価を得ていたのが、「山北印の三島甘藷」でした。

その名残から、「三島」という名前が使われたイモ菓子が現在でも販売されています。(※現在は三島甘藷は使用していません)。現在は、県内や関東方面への出荷が中心であり、地元菓子店やコンビニエンスストアでは三島甘藷を使用した三島甘藷スイーツも販売されています。



美味しさの秘密は「箱根西麓」

箱根西麓三島野菜は、標高50m以上で栽培される野菜です。

古くから箱根の西側、標高50m以上の斜面に広がる畑では、だいこんや馬鈴薯などの露地野菜が栽培されています。

この地域で採れた野菜は「箱根西麓三島野菜」と呼ばれ、味と品質の高さから首都圏へ多く出荷されています。

野菜をおいしくするのはやっぱり「畑の土」

南向き、だから日当たりが良い!
適度な傾斜地、だから水はけ・風通しが良い!
冷涼な空気、だから野菜が甘くなる!
関東ローム層(赤土)、だからミネラル豊富!
きれいな景色に囲まれた畑、だからストレスが少ない!

箱根西麓三島野菜の4つのポイント

1ロケーション
三島市の山田~山中、佐野は、ちょうど箱根連山の西南に位置し、この地域で採れる野菜は箱根西麓三島野菜って呼ばれます。

2土壌
箱根西麓の土は、関東ローム層という赤土で水はけが良く、保肥性が良いので、野菜の栽培に適しています。

3環境
標高50m以上の高原は空気が澄み、野菜は日差しを十分浴びて育ちます。
ストレスが無いため味も質も一級品。

4食育
三島市は、健康で安全な箱根西麓三島野菜をもっと多くの方に食べてもらおうと、生産者とともに「食育」に力を入れています。